堺っ子ナビに教育学部開設!
 
堺で塾講師 兼 オーナーをされている大西栄人先生執筆の新コーナー。
なりたい自分をめざしてがんばる子供たち+親御さんに贈る辛口ながらも愛にあふれたメッセージを定期連載。
堺のリアルな教育事情もみえてくる、お役立ちコラムです。

 
 

「堺での高校選び」
 

はじめましてこんにちは。
私、堺は北区の新金岡で塾を営んでおります、大西と言います。

堺に根を下ろしてもう7年。

人との出会いも広がり、こうして堺っ子ナビさんにも登場させていただくことになりました。

さて、
今回、堺っ子ナビさんにて、「教育学部」を開設させていただくことになりまし た!って、大げさですけど!
ようは、教育関連の連載をさせていただくことになったのであります。

しかし私、少し辛口の癖がありまし て、口が過ぎる部分がありましたら、もう謝って
おきたいと思います。すみません。

今回は第1回と言うことで、1時間目「堺での高校選び」と題しまして、書いていくこ とにします。
「高校選び」のこと、中学生以下のお子様をお持ちの保護者の方は、興味ありますもんね。

しかし、ここで高校の紹介をして も面白みにかけますので、違った視点から書いてみます。
それは、「志望校」と「志望校を決める時期」についてです。
結局、高校入試の 話は、ほとんどが志望校を決めるという話なんです。

 
【高校入試って?】
ひとくちに高校入試と言いましても、公立高校入試、私立高校入試と大きく2種類あり ます。
専修学校や夜間学校や通信制の学校などもありますが、今回はごく一般的に、公立と私立について見ていきます。

これは堺に限った話ではありませんが、大阪府の高校入試の順番で言うと、私立高校入 試があって、そして公立高校入試の順番です。
私立高校には、公立高校と併願する場合と、専願といって私立高校しか受験しない場合と、 2種類です。

公立高校を受験する生徒のほとんどが、公立高校と併願します。

そして公立高校入試は 2種類です。まず最初に特別選抜入試があります。
これは、美術や体育や音楽など、実技の伴う高校入試に限られた入試です。
2月の後半 です。
次に、一般選抜入試。工業や国際文化や総合学科や普通科など、ほとんどが一般選抜入試になります。

公立高校は近年学区制が撤廃され、どこでも通えるようになりましたが、やはり同じよ うな偏差値レベルの学校なら、公立は雰囲気は同じようなものなので、近いところを受験しますね。

しかし、どうも大阪市内の公立高校などは、堺の中学校の先生は進路指導のときに勧め てこないようです。

北の方にあまり目を向けいないのはなぜかわかりませんが、大和川を越える学校は勧めてこない感じです。
堺市は、政 令指定都市なので、公立中学校では先生の出入りは基本的には堺市内になります。
ですから、昔で言う旧他学区の学校のこと、ましてや旧 他学区の公立高校のことはあまりご存じないのかもしれません。
  
 
【高校入試は、まずは学校の先生を納得させるという作業】
公立中学校の先生は、クラブ活動や日々のテストの採点や授業計画の提出など、めちゃ くちゃに忙しいんですよ。

休日などありません。
そうした中で、
他学区の生徒がひとり行くか行かないかの学校を調べるのは、なかなかで きるものではありません。と、擁護しておきましょう(笑)。

そうすると相談するところは塾ということになりますが、
個人塾で熱心な先生は堺だろ うが大阪市だろうが高校のことには詳しいでしょうし、
大手の進学塾には進路指導専門の先生がいらっしゃいますからね、
大抵そうした先 生の進路に関する知識はすごいですから。
塾で聞いてきたことを学校でそのまま懇談で担任の先生に伝えるわけです。

しかし担任 の先生にも、塾を容認している先生と、塾嫌いな先生がいらっしゃいます。
塾嫌いの先生に当たると、残念ながらそれは苦労するでしょ う…。

ただ、
塾の先生に依存してしまうような担任の先生も情けないですよね。

塾と学校の間に挟まっているのが保護者の方ですから、
上 手に両方を橋渡しする必要があるわけです。
でも結局最後は、志望校の願書を出すにも、担任の先生にGoを出してもらえないとい けないわけです。
調査書・内申書がありますからね。

担任の先生が、
生徒会活動やクラブや生活の所見などを書くわけですから、受験する にはまず学校の先生に認めてもらう必要があるわけです。
 
 
【そう考えると、志望校を決めるリミットは結構早いということが見えてくる】
すると、
中学校の先生に認めてもらって内申書を書いてもらうとなった場合、「志望 校」として確定させるのはいつなんでしょうか。

それはズバリ、最悪でも12月にはもう私立高校は決定しないといけません。

順番で言 えば大阪府は私立高校の入試があって、
次に公立高校の入試がありますから、先の私立入試から志望校を決めるわけですが、
私立の入試は 2月にも関わらず、その決定は12月なんです。

どうやって志望校を決めるのか、ですが、
学校の先生が参考にする数字は、「実力テス ト」「定期テスト」「内申点」です。

実力テストは直近の3回、
つまり9月と10月と11月のものを参考にしますので、
11月の実力テ ストの結果(平均点から何点上、または下か)を見て、ほぼ決定的になってくるわけです。

11月の進路懇談で決まらなかった場合、
12月の2学期の内申が判明してからの懇談 までひっぱることもできますが、それでも12月中旬には私立は決まってきます。
すると、
実はそれまでには、受験する学校の合格可能な偏差値や内申点に達していない といけないというわけです。

つまり、目安の偏差値に到達しないといけないのは、12月なんです、
入試当日まで、ではありません。

どうですか?イメージとしては、1・2ヶ月早く動かないといけないということが見え てきてくれましたか?

しかしおまけに、堺の運動部や吹奏楽部では、10・11月まで大会や発表会を組んで いるところもあります。
もちろん大会や発表会では、いい成績を残す学校もあります。クラブに打ち込むことは有意義です。

しかし、現実は厳しいですよね。

11月に大会が終わって引退して。
じゃあ12月に志 望校決めるんだといって慌てても、
成績はあがってないわ見学にもいってないわとかだったら、
それこそ受験は無理に等しいんじゃないで すか。

当然のことながら、大阪市や松原市や富田林市では、
8月上旬までには中3は一般的に クラブを終えている生徒が多いです。

そうした生徒はまず学校から帰るのが早くなって、その時間を勉強に当てるでしょう。
そこでまず一 日約2時間の勉強量の差が出ます。
ですから、正直堺市でクラブ活動をやる場合には、
受験間際までの勉強がそれほどでき ないということは頭にいれておいていただければと思います。

…書き始めると色々なことがどんどん派生して、もっともっと書きたい!
という気持ちに なってきてしまいますね。

本日はこのくらいまでにしておきましょう。
 
【本日のおさらい】
1.私立高校、公立高校特別選抜と一般選抜の入試
2.高校入試はイコール志望校を決めること
3.高校入試は思ったより早いスケジュールを組んで対策をしたいということでした。

次回は2時間目 「本当の意味で高い学力をつけるためには」です。
 
 
{プロフィール}
大学院在学中より塾講師を始める。

大手進学塾・個人塾、共に経験を経て2009年独立。
堺と富田林で教室を構える。

2016年新たに新大阪にて新塾「ハミングバード」新規開校。
塾で教える勉強だけにこだわらない広い視点での教育観を以て、子供たちのみならず保護者からも信頼を得ている。